QスイッチYAGレーザーについて
QスイッチYAGレーザーは、10億分の1秒単位で病変部にレーザーが届くため、周囲に熱のダメージを広げにくく、狙った部分だけに効果的に作用します。
2種類の波長を選択できるため、浅いところから深いところに存在するメラニンを効果的に除去することができます。
レーザーとは
レーザーの性質は概ね2つの要素、波長とパルス幅によって決まります。 波長とはレーザー光の波の長さのことです。太陽光は、目に見える範囲の「可視光線」としては7色(赤、橙、黄、緑、青、藍、紫)に分かれます。太陽光は、これ以外にも、赤よりも波長が長い赤外線(日の光が暖かいのは赤外線のため)と、紫よりも波長が短く、日焼けなどの原因となる紫外線なども含んでいます。
太陽光とは色々な波長の光が集合しているものと言えます。レーザーは様々な波長のうちの1種類を出力することができ、これを鏡の間で繰り返し反射させることでエネルギーを増幅したものです。波長の違いにより、光の性質が違って来ます。
レーザーの性質は概ね2つの要素、波長とパルス幅によって決まります。 波長とはレーザー光の波の長さのことです。太陽光は、目に見える範囲の「可視光線」としては7色(赤、橙、黄、緑、青、藍、紫)に分かれます。太陽光は、これ以外にも、赤よりも波長が長い赤外線(日の光が暖かいのは赤外線のため)と、紫よりも波長が短く、日焼けなどの原因となる紫外線なども含んでいます。
太陽光とは色々な波長の光が集合しているものと言えます。レーザーは様々な波長のうちの1種類を出力することができ、これを鏡の間で繰り返し反射させることでエネルギーを増幅したものです。波長の違いにより、光の性質が違って来ます。
例えば、紫外線は殺菌作用やメラニン色素の生産を促進させますし、赤外線は物を温める熱作用があります。また、一般的には波長が短いほど深達度が浅く(皮膚表面にしか作用しない)、波長が長いほど深達度が深く(皮膚の深部まで作用する)なります。
パルス幅とはレーザー光を照射している時間のことです。写真を撮る時のシャッタースピードのようなものです。ある種の電気的なシャッターによって、溜め込んでいたレーザー光を、シャッターを開くことで一気に放出させます。パルス幅は、0.1秒とか100万分の1秒というように、その用途によって様々です。パルス幅を10億分の1秒単位で制御できる「Qスイッチ」が開発され、従来は治療が困難だった太田母斑や後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)、入れ墨などのレーザー治療が可能になりました。
当院でのQスイッチYAGレーザー
“しみ”の原因であるメラニン色素は、その存在する深さが様々なので、2つの異なる波長を使うことによって、浅い表皮のメラニンから深い真皮層に存在するメラニン色素を破壊することができます。
長い波長(波長1064nm)のものは皮膚の途中で弱まりにくく、お肌の深くまで届き、短い波長の光(波長532nm)は浅い表皮に存在するしみを効率よく治療することができます。このようにQスイッチYAGレーザーは二つの波長を(532nm、1,064nm)使い分けることで、周囲の正常組織を極力傷つけずに、浅い層から深い層の色素病変を取り除くことができます。
この特性から、一般的な紫外線によるシミはもちろん、真皮層まで深く達する青みががったあざやタトゥーを除去するのに優れています。
QスイッチYAGレーザーの特徴
長い波長(波長1064nm)のものは皮膚の途中で弱まりにくく、お肌の深くまで届き、短い波長の光(波長532nm)は浅い表皮に存在するしみを効率よく治療することができます。このようにQスイッチYAGレーザーは二つの波長を(532nm、1,064nm)使い分けることで、周囲の正常組織を極力傷つけずに、浅い層から深い層の色素病変を取り除くことができます。
この特性から、一般的な紫外線によるシミはもちろん、真皮層まで深く達する青みががったあざやタトゥーを除去するのに優れています。
QスイッチYAGレーザー治療の流れ
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診察、治療の適応を決定
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冷却、必要に応じ麻酔
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照射
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照射部の処置
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テープにて処置
テープは無理にはがすことなく、なるべく長持ちするよう注意して下さい。薬の塗布などは医師の指示通り、行って下さい。新しい皮膚で覆われ、痛みがない状態になればテープ終了となります。その後は、色素沈着を防ぎ早くきれいに治るようにするため、治療部位をこする様な刺激は避け、厳重にUVケアを行って下さい。必要に応じ、色素沈着の改善のため、ハイドロキノンなどのメラニン抑制剤のご使用をお勧めします。
QスイッチYAGレーザーの治療の効果
QスイッチYAGレーザーによるシミ治療は、1回できれいになることもありますが、状態によっては複数回の治療が必要になることがあります。治療時間は小さいものであれば数十秒で終わります。色調の弱い色素斑の治療であれば、輪ゴムではじかれたような軽い痛みを感じる程度であるため、麻酔なしでも治療を行なうことができます。
痛みの心配な方は、治療前に表面麻酔を使用しておくと、痛みが緩和されます。深いところのシミ治療の場合や広範囲の場合は麻酔が必要な場合もあります。軽いやけどを起こしますので、処置や注意を怠ると、色素沈着などが残る恐れがあります。
処置や経過中注意すべきことについては、医師の指導を守り、厳重に行って下さい。
適応疾患
禁忌
- 肝斑
肝斑にレーザー治療を行うと、強い刺激により増悪してしまいます。
- 皮膚癌や悪性が疑われるしみ
悪性かどうかを判断するには皮膚を一部採取し検査する必要があります。
- 極端に日焼けした肌
治療を御希望のかたは一度診察を受けていただき、レーザー治療に適しているかを判断させていただいております。お気軽にご相談下さい。
監修医 岡博史医師
料金表
施術名 | 価格(税込) |
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QスイッチYAGレーザー | (直径5mm目安、穴開けパンチ1個分) 6,000円 |