尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマとは

尖圭コンジローマはヒトパピローマウイルス(HPV)の性的接触により感染します。
通常6型または11型の低リスク型HPV感染が原因ですが、まれに16、18、31、33型Hなどの高リスク型に分類されるHPV感染による場合もあり、子宮頸癌や外陰癌、陰茎癌などの発症要因になっています。
女性が尖圭コンジローマを発症した場合、子宮頸癌検診を勧めています。

診断

視診で診断します。確定診断が必要な場合は治療と同時に疣贅を採取し病理検査を行います。

症状

感染から潜伏期間は約3週間から8ヶ月(平均2〜3ヶ月)あります。
男女ともに外陰部の粘膜や皮膚に、顆粒状の疣贅(イボ)ができます。
大きさは様々で数mm程度が典型的ですが、放置するとイボの数が増え、鶏冠状あるいはカリフラワー状に大きくなることもあります。
肛門性交がなくても肛門周囲に発生することがあります。

治療

軟膏や凍結療法、外科的治療などがあります。1つの治療法で完治せず、他の治療法に変更することがあります。