性器クラミジア感染症
性器クラミジアとは
クラミジアという細菌が引き起こす性感染症で、日本でもっともよくみられる性感染症です。
感染した母親から新生児に産道感染することもあります。
診断
尿やおりものをもとに拡散増幅検査(PCR法)で病原体を検出します。
症状
男性では感染から1~3週間後の潜伏期間のあと、徐々に排尿時痛や尿道の違和感、痒み、尿道からサラサラした膿の排出などがみられます。自覚症状は軽く、無症状の方もいます。
女性では子宮頸管炎を引き起こしますが90%以上が無症状です。
しかし気づかずに放置すると上行感染により子宮内膜炎、卵管炎を引き起こします。
さらに感染が卵管采を経由して骨盤内炎症性症候群(PID)や肝周囲炎を発症します。
治療
内服抗菌薬により治療します。
基本的に治癒判定を治療開始から2~3週間あけて再検査します。