東京衛生検査所の特徴は、高度な技術と信頼性を持ち、主に遺伝子検査サービスを提供しています。 みなさまの検体は専門知識と経験豊富なスタッフが検査を行い、正確かつ迅速な結果をお届けしています。 また、日本のみにとどまらず、常に他国の検査機関との協力や情報交換を通じて、新しい技術や知見を取り入れており、検査も多くあります。 品質管理にも重点を置いており、検体の取り扱いから検査結果の報告まで、検査所スタッフ一人一人が丁寧に作業をしています。
海外の検査所に送ることへの違法性
日本国内の医療機関から直接海外の検査所に検体を送る行為について、厚生労働省に確認したところ医療法第15条の3に抵触するため違法とみなされるとの回答を得ました。 医療法は、患者の利益の保護や、良質で適切な医療の提供の確保を目的として設けられており、医療法に抵触している医療機関を利用することは、その医療機関が営業停止などの行政措置を受ける可能性を持つことになるため極めて危険です。一部の医療機関では、海外の検査所を利用することでコストを抑えた検査を提供している場合がありますが、これらは日本国内で開設許可を受けた衛生検査所を経由していないため、違法となります。
ヒロクリニックでは、このようなリスクを避けるため、国内で開設許可を受けた東京衛生検査所を通じて検査を行っています。東京衛生検査所は、必要に応じて海外の検査所と連携することがありますが、このプロセスは全て法的な基準に則って行われています。
板橋の検査所
機材名 Microlab STARlet-
工程①
Plasma Separation(血漿分離)~ Pool Libraries
みなさまの血液が検査所に届いたら、まず、血液中の成分を分離する方法として遠心分離というものを行います。これは、血液中の細胞と血漿を素早く分ける方法で、検体の処理を効率的にし、検査の結果を正確にします。
次に、分離された血漿や他の試薬を使って、検査や解析に必要なプールライブラリーが作られます。この作業は、分注機が自動で行います。自動分注機は、検体や試薬を素早くかつ正確に分注する装置で、検査の手間を減らし、結果の信頼性を高めます。
機材名 NextSeq 550Dx-
工程②
Sequence
検査の解析には、最新鋭の技術であるイルミナ社の次世代シークエンサーを利用しています。このシークエンサーは、DNAやRNAなどの生体分子を高速かつ高精度に解析することが可能です。みなさまの検体から得られた生体分子の情報を、シークエンサーを用いて効率的に読み取り、遺伝子やタンパク質などの情報を詳細に解析します。
機材名 ユニバーサル遠心機Sorvall X4R Pro-
工程③
Centrifuge
この工程では、検査に使う生体試料(例えば血液や細胞)を特別な機械に入れて、高速で回転させます。これによって、試料の中の異なる部分が分離されます。
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~ 検査室 ~
こちらが検査室全体の風景になります