妊娠中の刺身や寿司はOK?気を付けるべきポイント

笑顔の妊婦

妊娠中に寿司や刺身を食べる際は、リステリア菌や寄生虫、過剰な水銀摂取に注意が必要です。冷凍処理された魚や低水銀の魚、加熱済みの寿司ネタを選ぶと安全です。信頼できる店舗で鮮度を確認し、過度な摂取を避けましょう。

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この記事のまとめ

妊娠中に刺身や寿司を食べることは可能ですが、いくつかのリスクや注意点を理解し、安全性に配慮する必要があります。妊娠中の刺身や寿司の摂取について、気を付けるべきポイントについて詳しく解説します。

妊娠中に注意すべきポイント

1.リステリア菌感染のリスク
リステリア菌は、妊婦や胎児にとって特に危険です。リステリア菌は生魚や保存状態の悪い食品で繁殖しやすいため、新鮮で信頼できる店舗で購入することが重要です。

2.寄生虫(アニサキス)のリスク
生魚にはアニサキスなどの寄生虫が存在する可能性があります。これを防ぐためには、冷凍処理された魚(-20℃で24時間以上保存)が安全とされています。

3.水銀の摂取
一部の魚(特に大型魚)は水銀を多く含む可能性があります。水銀は胎児の神経発達に影響を及ぼすため、摂取量をコントロールする必要があります。

食べても良いもの

以下の条件を満たす刺身や寿司は、妊娠中に比較的安全とされています。

1.冷凍処理済みの生魚
アニサキスなどの寄生虫対策として、冷凍処理された魚が推奨されます。

2.低水銀の魚

・サーモン

・タイ

・サバ(塩漬けなど加工されたもの)

・小型の白身魚

3.加熱済みの寿司ネタ

・エビ(茹でたもの)

・アナゴやウナギ(焼かれたもの)

・タマゴ(卵焼き)

・カニ(調理済みのもの)

4.植物性の寿司

・キュウリ巻き

・かんぴょう巻き

・アボカドや豆腐を使った寿司

避けた方がよいもの

1.高水銀の魚

・マグロ(特にキハダマグロやビンナガなど)

・カジキ

・サメ

・メカジキ

2.保存状態の悪い食品

・スーパーで長時間放置された刺身

・屋外イベントや出店などで提供される生魚

3.リスクの高い生もの

・貝類(カキやホタテなど)

・生のエビやタコ

妊娠中に寿司や刺身を楽しむための安全な方法

1.信頼できる店舗で購入・摂取
鮮度が保証され、衛生管理が徹底されている店舗を選びましょう。

2.鮮度確認
魚の色や匂いをチェックし、変色や異臭があれば避ける。

3.過度な摂取を避ける
刺身や寿司の摂取は週に1~2回程度、少量に留めるのが望ましい。

4.加熱食品を選ぶ
リスクを避けるため、なるべく加熱済みの食品を選ぶと安心です。

お寿司

まとめ

妊娠中に刺身や寿司を食べることは完全に禁止ではありませんが、食材の選択や摂取方法に注意が必要です。信頼できる店舗で新鮮なものを選び、加熱処理や冷凍処理済みの魚を中心に楽しむと、安全に寿司や刺身を味わうことができます。不安がある場合は、かかりつけの産婦人科医に相談してみてください。

妊娠中に寿司や刺身を食べる際は、リステリア菌や寄生虫、過剰な水銀摂取に注意が必要です。冷凍処理された魚や低水銀の魚、加熱済みの寿司ネタを選ぶと安全です。信頼できる店舗で鮮度を確認し、過度な摂取を避けましょう。

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