妊活中に多くの方が経験する「そわそわ期」は、排卵期が過ぎてから妊娠検査薬が使えるまでの期間のことを指し、妊娠しているかが気になり落ち着かない気分になる方が多い期間です。 このページでは、この「そわそわ期」を乗り越える方法についてご説明します。
はじめに
妊活中の方の多くが経験する「そわそわ期」。妊娠しているか、思いをめぐらせてしまい、何をするにも落ち着かないなど、とても長く感じやすくつらい時期です。
このページでは、そんな「そわそわ期」についてご説明し、少しでも楽に過ごせる方法についてお話していきたいと思います。
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そわそわ期とは
妊活中の方なら、経験することが多いと思われる「そわそわ期」。どの時期がそわそわ期であるかは、明確に決まっているわけではありませんが、排卵日が過ぎて妊娠検査薬が使えるまで待っている期間を指すことが多いです。
この時期は、「受精したかな?」「着床したかな?」など思いをめぐらせてしまい、気持ちが落ち着かない状態になりやすく、そわそわしてしまいがちです。
「そわそわ期」という言葉が生まれるくらいですから、妊活中の方の多くが体験することといえそうです。
生理予定日前のそわそわ
高温期のそわそわ
排卵日辺りでうまくタイミングをとることができ、高温期に入ると、あとはもう辛抱強く待つだけになります。
落ち着いて待っていればいいことは分かっていても、「受精したかな?」など思いをめぐらせたり、妊娠超初期症状について、インターネットで調べたりしてしまうことも多いでしょう。
妊娠超初期症状かも?のそわそわ
この時期に、いつもの高温期と違う症状などがあると、「妊娠超初期症状かも?」など思いをめぐらせて、そわそわしてしまうことが多いのではないでしょうか。
また、いつもの高温期より体温が高い、胸の張りが強いなどの症状が出た場合も同様にそわそわしてしまいがちです。
妊娠検査薬のそわそわ
生理予定日あたりになると、妊娠検査薬をいつ使おうか迷ってそわそわする方も多くいるのではないでしょうか。
市販されている妊娠検査薬の多くは生理予定日の1週間後から使用できるものですが、中には生理予定日から使用できるものもあります。
「早く検査して、陰性だったらショックをうけるかもしれない…。それよりは生理予定日を確実に過ぎて、妊娠している確信が持ててからにしようか…。」
など悩んで、そわそわしてしまいがちです。
そわそわ期はどんな人がなりやすい?
そわそわ期は、妊活をしている方の多くが経験することです。「赤ちゃんが欲しい」という気持ちが強くなればなるほど、そわそわが生まれやすいのではないでしょうか。そわそわする気持ちを悪いと思わず、少しでも楽に対処できる方法を考えていくようにしてみましょう。
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つらいそわそわ期の過ごし方
家族やパートナーに話す
家族やパートナーなど近くの方に話すことで、気が楽になることは多いでしょう。1人で抱え込んでいるより、多くの人で気持ちを共有した方が負担が軽くなります。自分の殻に閉じこもったりせず、家族やパートナーに気持ちを話してみるようにしましょう。
ストレスをためない
そわそわ期は、どうしても「妊娠しているか」を考えてしまい、ストレスが溜まりがちです。この時期は、なるべくその他のことでストレスを溜めないようにしておきたいところです。そのためにも家族などの周りの人に話したりして、協力を求めておくようにしましょう。
気をまぎらわすために趣味や好きなことをして過ごす
そわそわ期は、本当に長く感じます。早く過ぎ去ってほしいと思う人が多いでしょう。気をまぎらわすためにも、趣味などの好きなことをして過ごすようにしてみましょう。
趣味というと難しく感じてしまいますが、友達と会ったり、出かけたり、買い物したりと簡単なことから始めてみましょう。
食生活に気を付けて過ごす
この時期は、妊娠しているかはまだ分からない期間ではありますが、飲酒やカフェインの摂取を控えておくことが望まれます。
お酒やコーヒーが好きな方には辛い期間にはなりますが、ノンアルコール飲料やカフェインレスコーヒーなどの商品を試してみるなど、楽しみを見つけてみてください。
そわそわ期に気を付けたいこと
ネットの情報を鵜呑みにしない
そわそわ期は、インターネットで色々な情報を調べて一喜一憂してしまいがちです。妊娠超初期症状は、出る方もいれば出ない方もいて、症状が出たとしてもその症状は人それぞれです。
インターネットに頼りすぎず、情報を鵜呑みにしないことが大切です。
妊娠検査薬はいつから使える?
市販の妊娠検査薬の多くは、生理予定日の1週間後から使えるタイプです。このタイプを生理予定日前に使ってしまうと、本当は妊娠しているのに陰性が出る可能性があり、無駄にショックを受けてしまうこともあるかもしれません。
生理予定日から使える妊娠検査薬は、薬剤師がいるお店で買うことができます。早く調べたい方はこちらの商品を使用するようにしましょう。
妊娠検査薬を正しい時期に使用して、正しく対処していくようにしましょう。
妊娠が確定したら
無事そわそわ期を乗り越え、妊娠検査薬で陽性を確認したら、どのような準備をしていけばいいでしょうか。
妊娠超初期症状
腹痛
妊娠すると、子宮が収縮を繰り返しながら大きくなっていくため、痛みや違和感が起こることがあります。また、胃腸の動きが弱まるため、腹部の膨満感が起きたり、便秘によって痛みが出ることもあります。
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おりものの変化
妊娠すると、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が増えるため、おりものの量が増えることがあります。また、おりものがいつもより水っぽくサラサラとしたものになったり、色も乳白色に変化することが多いでしょう。
ただ、おりものの変化には個人差があり、中には変化がない人もいます。
出血
生理予定日前後に少量の出血があった場合、着床出血である可能性があります。着床出血は、受精卵が子宮内に着床するときに起こる出血のことで、血液の量は生理より少ないことが多く、期間も1〜3日程度と短くなります。
ただこの着床出血は、妊娠した方全てに起きるわけではなく、4人に1人程度といわれています。
眠気が強い
妊娠初期には女性ホルモンのプロゲステロンの分泌が増えます。このプロゲステロンは、眠気を強くする作用があるため、強い眠気を感じる方が多いでしょう。
症状がないこともある?
妊娠超初期症状にはさまざまなものがありますが、全く症状がなかったという方も多くいます。症状がないからといって、気を落とさず、辛抱強く待つことが大切です。
NIPT(新型出生前診断)
そわそわ期が終わり無事妊娠していたら、産院選び、分娩方法など考えなくてはいけないことがたくさん出てきます。予め調べておくと、今後の出産準備もスムーズに進みやすいでしょう。
早めに調べておきたいことの一つに、出生前診断があります。
出生前診断とは、妊娠中に赤ちゃんの発育や異常の有無などを調べることをいいます。
出生前診断はさまざまな種類がありますが、その中でもNIPT(新型出生前診断)は、精度が高いうえ、血液検査のみで行うためリスクがほとんどありません。精度は、21トリソミーに関しては、感度99.9%、特異度99.90%と非常に高くなっています。
NIPT(新型出生前診断)は超音波検査で妊娠が確認された時期から検査することができます。出生前診断に興味がある方は早めに調べておくと良いでしょう。
まとめ
「そわそわ期」についてご説明しました。
「そわそわ期」は、妊活中の方の多くが経験することで、誰もが乗り越えることができます。つらい期間ではありますが、今回ご紹介したことを参考に、周囲に協力を求めたり、好きなことに取り組んだりと、少しでも楽に過ごせるよう工夫をしてみましょう。
妊活中に多くの方が経験する「そわそわ期」は、排卵期が過ぎてから妊娠検査薬が使えるまでの期間のことを指し、妊娠しているかが気になり落ち着かない気分になる方が多い期間です。 このページでは、この「そわそわ期」を乗り越える方法についてご説明します。
記事の監修者
岡 博史先生
NIPT専門クリニック 医学博士
慶應義塾大学 医学部 卒業