この記事の概要
SNPを用いた出生前親子DNA鑑定では、精度を確保するために必要なSNPの種類が重要です。このコラムでは、SNPの数と鑑定の正確性について詳しく解説します。
これはA theoretical base for non-invasive prenatal paternity testing(Shengjie Gao etc Forensic Science International Volume 346, May 2023, 111649)という論文から引用してきたデータです。
上の表の左から3番目と2番目の数字が一番大事です。
CPI; どれほどの本物の父親であるかを検出できる能力
CPE; どれだけ偽物の父親を除外できるかの能力
この両者が100%になれば限りなく正しいと言えるとのことです。
一番左の列によると5000箇所のSNPを調べる必要があると述べています。この論文の中でも著者は5000箇所のSNPを調べています。
なかなかの数を調べないといけないということですね。ヒロクリニックではSNPだけではなくSTRを用いているため、少ない数のSNPでも正確に鑑別することが可能になります。
STRなら何個調べなくてはならないのか、詳しくはこちら。
妊娠6週からできる親子鑑定
周りにバレずにこっそり判定