神経症性障害
神経症性障害─ 不安障害、パニック障害、強迫症などの詳細解説
神経症とは、ストレスから生じる心の病気です。心身共に機能障害を引き起こすこともあります。
代表的な疾患としては以下の通りです。
代表的な疾患
- 不安障害
- パニック障害
- 強迫症
- PTSD
- 解離性障害
特に不安障害の約半数にうつ病が合併するともいわれており、うつ病との関連も強くあります。
代表的な症状
- 突然の強い恐怖、動悸
- 予期不安
(症状が出ることへ対する不安、例えばいつ症状が起こるか分からないため外出できなくなる。)
- 多くの出来事や活動に対する過度な不安や心配
- 鍵を閉めたか、ガスは閉じたかなど、何度も確認する。
自分でもバカバカしいと思っていても止められない。
- 人前で話すと動悸がする、顔が真っ赤になる、どもってしまう
- 何度も何度も手を洗う。長時間執拗(しつよう)に体を洗う。
など、さまざまな症状をていします。
単なる恥ずかしがり屋で内気だと思われている方の中にも神経症の方がいるかもしれません。
うつ病は全年齢に起こりえますが、神経症の発症は比較的若いとされております。
学生時代から人前が苦手だったり、極度の清潔行為(手を洗うなど)、確認行為があったりと、思い返せば症状出現していた、ということも多々あります。
なりやすい性格
- 内向的
- 心配性
- 神経質
- 自分に自信のない人
- 感じやすくて傷つきやすい
神経症は必ずと言っていいほど原因があります。悩みぬいた葛藤により引き起こされる症状です。原因を少しづつでいいので解消していけばいずれよくなります。ただ、時間がかかることが多いのであせらず治療していきましょう。