ピル処方

ピル処方

ピルとは

ピルはエストロゲン・プロゲステロンという女性ホルモンが配合された経口避妊薬です。
避妊目的に使用されるだけでなく、生理痛や生理不順・PMSなど生理にまつわる症状改善のためにも使用されています。

診察の流れ

ご予約→来院・問診票の記入→診察・ピルの説明→お会計
血圧測定や血液検査を行う場合があります。

低用量ピル

中用量ピルと同じホルモンを使用していますが、低量用ピルの方がエストロゲンの配合量が少ないです。避妊効果も高く、月経がはじまった日から服用を開始することで、その日から効果を得られるとされています。避妊や生理痛の軽減、ニキビなどの肌トラブル、卵巣がん、子宮体がん、子宮内膜症の予防にも効果があります。ホルモンの配合量が少ないため、副作用のリスクが低いとされています。

内服方法

・初めてピルを飲むタイミングは次の生理の開始からと妊娠していないことが確実な日からの2通りがあります。
・ピルは1日1回、なるべく同じ時間に1錠内服してください。
・前日に1日分飲み忘れてしまったときは気づいたときに2錠内服し、翌日からは1日1錠飲んでください。
・1日の飲み忘れでは避妊効果に影響はありません。
連日飲み忘れた場合や副作用がでたときは医師にご相談ください。

副作用

・ピル開始1~3か月は不正出血・吐き気・頭痛・むくみが少しでることがあります。
・非常にまれですが、血栓症(血の塊ができて血管に詰まる病気)になることがあります。血栓症が起こるリスクは1年間に1万人あたり3~9人と言われています。
・数年以上の低用量ピル長期内服で乳がんと子宮頸がんのリスクが少し上昇します。定期的な血液検査・乳がん・子宮頸がんの検査をおすすめします。当院では血液検査・子宮頸がん検査を実施しております。

薬の種類

ルナベル(ULD・LD)/フリウェル(ULD・LD)/ヤーズ/ドロエチ/ヤーズフレックス/マーベロンなど
ラベルフィーユ28とマーベロン28は自費になります。
ラベルフィーユ:2500円(税込)
マーベロン28:3300円(税込)

中用量ピル

低用量ピルと同じホルモンを使用していますが、中量用ピルの方がエストロゲンの配合量が多いです。生理日移動、不正出血の際に使用します。服用開始から1週間ほどで効果が得られますが、成分が強いことから副作用のリスクが高くなり不正出血、吐き気、食欲減退、 湿疹、 むくみ、 便秘、下痢 ·などの症状が出ることがあります。

内服方法

・月経を遅らせる場合
移動させたい月経の5~7日前から中用量ピルの内服を開始します。
・月経を早める場合
月経を早める場合は低用量ピルを処方する場合もあります。1つ前の月経開始3~5日目から中用量ピルを10日間もしくは低用量ピルを14日間内服します。内服を終了してから2~5日後に月経がきます。

副作用

月経移動で使用する低用量ピルや中用量ピルでは嘔気や頭痛が出る場合があります。副作用でお困りの場合は医師へご相談ください。

薬の種類

プラノバール/マーベロン
月経移動は自費になります。
マーベロン28:3300円(税込)
プラノバールは現在院外処方となっております。

緊急避妊薬(アフターピル)

性行為後の妊娠を防ぐために使用される緊急避妊薬です。この薬は、産婦人科で医師の診察を受け、処方箋をもらう必要があります。健康保険の適用外であり、治療費は全額自己負担になります。性行為から72時間以内に服用する必要があるため、速やかに医療機関を訪れることが重要です。

副作用

次の月経周期の乱れ、不正出血、嘔気、腹痛、頭痛
内服して、2時間以内に嘔吐してしまった場合は十分に薬が吸収されていないため再度処方と内服が必要です。

処方薬

レボノルゲストレル1.5mg 8,800円

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