炭酸ガス(CO2)レーザー


こんな方におすすめ
● 小さめのほくろ
● 盛り上がったシミ(脂漏性角化症)
● 盛り上がったできものや、イボ等(アクロコルドン含む)
● 稗粒腫(顔や目の周りの白いぶつぶつなど)
● 痛みの少ない治療がいい、ダウンタイムや通院回数を少なくしたい!
● 肌への影響を最小限にとどめたい人

このような方には炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)がおすすめです。
当院では、それぞれの患者様のお悩みに合わせて適切で一番効果が見られる治療をオススメしています。




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炭酸ガスレーザーについて


炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザーは、波長10,600nmの赤外線領域の光を発する、水に反応する特長のあるレーザーです。お肌の水分に反応して熱エネルギーに変換され、その熱によって組織を削り取ります。非常に細かくピンポイントに病変部を削り取ることができ、止血作用に優れているため出血も伴いにくいです。炭酸ガスレーザーの蒸散作用は皮膚の表面に限られ、深いところまで至らないので、除去後の患部の治癒も比較的早いとされています。病変部の部位や大きさにもよりますが手術と比べると出血が少なく、傷痕が小さく、早く目立たなくなることが多いです。



炭酸ガスレーザーの特徴


パルスモードの違いによる組織への作用

盛り上がったシミ(脂漏性角化症)、首のイボ(アクロコルドン)などの盛り上がりの本体のみをとりのぞき、きれいに除去できます。正常な皮膚との境目が、わずかに小さな皮むけになります。


「ほくろ」のような病変では皮膚の深部に色素細胞が存在しているため、病変部を深くまで削り取る必要があります。小さなほくろですと、へこみの跡を残しにくく、処置後の傷跡も目立たないため、切除よりもレーザー治療の方が好まれます。


しかし大きめのほくろの場合には、一度で深く削ってしまうとクレーター(凹み)として跡が残ってしまうリスクもあり、保険適応での切除のほうが傷跡が綺麗な場合もあります。


炭酸ガスレーザーは不必要な部分まで傷つけることがないため、皮膚のダメージが最小限ですみ、後日の通院も不要で、運動や入浴の制限もなく、跡を残さずに早くきれいに治りやすいのが利点です。切除しづらいまぶたの際などの病変を治療する際にも、傷を最小限に取り除くことができるので、非常に役立ちます。


特にお顔の施術後には、お顔の印象が明るくなったりスッキリしますのでおすすめです。



炭酸ガスレーザー治療の流れ


  1. step1
    診察:皮膚科、形成どちらの診察でも可能です。お電話でご予約の上、お越しください。あなたのお肌の悩みにどのような効果が期待できる等、リスクの有無などの説明をいたします。

  2. step2
    施術当日:施術部分に化粧がある場合には落としていただきます。形成外科医が施術部位や個数を再度確認します。

  3. step3
    施術:医師が施術部のみに麻酔を打ちます。痛みはごくわずかです。施術時間は5分~15分程度です。(大きさや個数により変動)

  4. step4
    テープ処置:施術後はテープと軟膏処置をおこないます。看護師にて今後の自己処置の方法をお伝えしていきます。
    テープは約1~2週間貼っていただきます。茶色の紙テープですのであまり目立ちません。当日より洗顔やシャワーなど可能です。毎日無理にはがすことはせず、4日間くらいは貼り続けて頂いて大丈夫です。もし早く剥がれてしまった場合には、その時に張り替えをしてください。薬の塗布などは指示通り、行って下さい。新しい皮膚で覆われ、痛みがない状態になればテープ終了となります。その後は、色素沈着を防ぎ早くきれいに治るようにするため、治療部位をこする様な刺激は避け、厳重にUVケアを行って下さい。必要に応じ、色素沈着の改善のため、ハイドロキノンなどのメラニン抑制剤のご使用をお勧めします。


炭酸ガスレーザーの治療の効果

微細にいらない部分のみを削り取ることができます。とくに目のまわりにできた稗粒腫などのサイズが小さいものには、炭酸ガスレーザーが便利です。炭酸ガスレーザーは小さな範囲に正確にレーザー光を照射できるため、不必要に周囲の正常皮膚を傷つけることなく治療できます。



副作用・リスク・注意点について


● 悪性かどうかを判断する必要がある病変の場合は、検査の上で適応を決定します。
● ほくろなど深く削り取ることが必要なものには局所麻酔をしてから行います。
● 施術前に行う麻酔注射にわずかな痛みがあります。
● 施術後は周囲の皮膚にうっすらとした赤みや腫れがおこることがありますが、通常その日のうちにおさまります。
● かさぶたが治り、皮膚が再生されてしみたりしなくなる状態になるまでは、約2週間の間、指示通りテープと塗り薬の処置を行っていただきます。
● 傷が新しい皮膚で覆われ、痛みがなくなった後も、赤み、茶色み(傷跡の色素沈着)、へこみなどがしばらく残りますが、経過とともに回復します。
● 皮膚が回復し元に戻るまでは、こするような刺激を避け、UVケアを厳重に行ってください。
● 皮膚に刺激や紫外線が加わると、色素沈着を残しやすくなります。
● 深く削り取る処置を行った場合、完全に傷が回復したあとも、うっすらとしたへこみが残る場合があります。
● 処置をする症状の大きさや削り取る深さなどにより、経過の目安は異なりますので、治療の際個々にご説明いたします。
● ほくろの場合、肉眼的に取り除けたと判断し治療を終えても、目に見えないレベルでほくろ細胞が残っていたりすると、再発する場合があります。
● もし再発した場合は、皮膚が完全に回復するのを待って、再度削り直すことも可能です。


監修医 岡浩子医師

料金表

施術名   価格
ほくろ 7mm未満 10,000円(税込11,000円)
7mm以上 15,000円(税込16,500円)
もり上がったシミ(脂漏性角化症) 1センチ未満 5,000円(税込5,500円)
もり上がったシミ(脂漏性角化症) 1センチ以上 10,000円(税込11,000円)
※1㎝毎の料金となります(医師の判断による)
アクロコルドン 1個 2,000円(税込2,200円)
10個 20,000円(税込22,000円)
さらに10個
追加の場合
+17,000円(税込18,700円)
稗粒種 1個 5,000円(税込5,500円)