アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは特徴的な分布で慢性湿疹が存在する病態で、特異的なアレルギー反応と非特定刺激反応をともなっています。
多くの患者では、ハウスダストやダニ(コナヒョウヒダニ、ヤケヒョウヒダニ)、カビなどに強いアレルギー反応があり、ひじ、ひざの屈側部、首のまわり、顔面を中心に発心があります。症状がひどい人では体幹、四肢にも乾燥性の皮疹が存在します。かゆみが強く、多数の掻破痕がみられます。
治療の基本は抗アレルギー剤の内服と、ステロイドの外用です。ステロイドにはさまざまは種類があり、強さのランクがあります。詳しくはステロイド外用の話をご覧ください。
簡単にいうと適正なランクのステロイド外用剤を使用していれば、長期間使用したとしても問題はありません。ステロイド外用薬を恐れて使用しないことによるリスクのほうがはるかに大きいと考えています。
当院ではステロイドを使用した治療を行っております。絶対にステロイドを使用したくないと考えている方はステロイドの使用を同意して頂く必要がありますので、ご承知のうえご来院ください。
1999年に発売となったタクロリムス軟膏(プロトピック軟膏®)はステロイド軟膏を使用しにくい場所に使う良い選択肢になることがあります。
当院では主として、顔面領域にしようしております。タクロリムス軟膏は免疫抑制剤が成分であり顔面に生じやすいステロイドの副作用を生じません。使用に若干のコツがありますので、ご相談ください。
またそう痒を抑え、アレルギー反応を抑制するために抗アレルギー剤の服用も必要です。たとえかゆみが少ない場合でもこうアレルギー剤の内服を続けることによって全体的な症状の改善を得やすいとの報告があります。継続的に抗アレルギー剤の内服を行うことを推奨しております。
またそう痒を抑え、アレルギー反応を抑制するために抗アレルギー剤の服用も必要です。たとえかゆみが少ない場合でもこうアレルギー剤の内服を続けることによって全体的な症状の改善を得やすいとの報告があります。継続的に抗アレルギー剤の内服を行うことを推奨しております。
また当院ではステロイド外用が効きにくい患者に使用できる光線療法機器(ナローバンドUVB)での治療も可能です。
ナローバンドUVB
照射後かゆみが軽減する効果が強く、掻かなくなります。
なお、アトピー性皮膚炎は慢性疾患のため完全に治るというケースは少なく、光線治療を含め粘り強く治療をしていく必要があります。
【 補足 】
当院では中等度以上のアトピー性皮膚炎の患者には
■ 一日2回の外用
■ 2週に一度の通院
をお願いしております。
治療に効果を求めるのであれば、上記2点をお守りください。
皮膚科
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口内炎
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男性型脱毛症・AGA
男性型脱毛症(AGA)治療内服薬初回980円
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汗疹(あせも)
あせもは「汗管(かんかん)がつまることによって起きる病気」です。
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脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎とは、過剰な皮脂やマラセチアという真菌によって引き起こされる慢性的な湿疹のことです。
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湿疹
湿疹は体の外や中からの様々な刺激が原因になり、皮膚に炎症が起きてしまう病気の総称です。
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爪白癬・爪水虫
爪白癬、爪水虫は皮膚科で治療可能です。
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虫刺症
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帯状疱疹
神経に沿って、帯状に疱疹(ブツブツ)ができ、強い痛みが起る病気です。
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多汗症
保険適応の多汗症治療
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足白癬・水虫
足白癬、水虫は皮膚科で治療可能です。
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尋常性白斑
皮膚の基底層に分布するメラノサイトが減少・消失することで皮膚の色が白く抜け落ちる病気です。
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尋常性乾癬
尋常性乾癬とは皮膚の表面にあるケラチノサイト(表皮の細胞)が異常に分化増殖する病態です。
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手湿疹
手湿疹は水仕事をしている主婦の方や、美容室や飲食店でお湯をよく使う人によく見られる湿疹です。
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脂漏性角化症
脂漏性角化症とは日光によく当たる部位にできる良性の腫瘍です。
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口唇ヘルペス
ヘルペスとは唇と皮膚の境界部にヘルペスウィルスが原因で生じる発疹です。
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にきび(尋常性座瘡)
にきびは、毛の周りに存在する毛嚢という組織が炎症をおこしている状態です。
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とびひ
とびひは伝染性膿痂疹という病気で、皮膚の表面に細菌が感染し増殖している状態です。
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じんましん・蕁麻疹
じんましんは何らかのアレルギーによって皮膚が浮腫になる状態です。
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しらみ駆除
シラミの治療には、シラミの成虫から卵にいたるまで完全に駆除することが重要です。
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いぼ・うおのめ・たこ
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アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは特徴的な分布で慢性湿疹が存在する病態で、特異的なアレルギー反応と非特定刺激反応をともなっています。
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アクロコルドン
アクロコルドンは首にできる直径3mm大までの良性腫瘍です。