最新鋭の医療機器とその機器を使った治療方法をご紹介

ヒロクリニック形成外科・皮膚科に完備されている最新鋭の医療機器とその機器を使った治療方法を詳しく解説しています。

ダーモスコープ

ダーモスコープは色素性病変を拡大して見ることができる器具です。
ほくろのような色がついているものにゼリーをぬって拡大してみる道具です。

ダーマスコープ_ヒロクリニック川口

写真はダーモスコープです。上の方がデジタルカメラがついていて撮影できるタイプのものです。
表面にゼリーをぬって観察することによって、肉眼では見えない所見がみられ、診断精度が10~20%上昇するといわれています。黒い腫瘍で有名なものは悪性黒色腫という癌があります。これとの鑑別にもともと開発されたものです。

光線療法(ナローバンドUVB照射)

光線療法(ナローバンドUVB照射)とは

光線療法とは人工の紫外線(UV)を照射して行う治療のことです。

紫外線(UV)にはUVA,UVB,UVCにわかれますが、おもにUVA、UVBが皮膚科領域では使用されています。その中で最新のものがナローバンドUVBです。ナローバンドとは波長の幅が狭いという意味で309~313nmの幅の紫外線をさします。光線療法の際に起こりうる熱傷は309nmより短い波長の紫外線で起こるため、ナローバンドUVBは高い出力で治療しても熱傷を起こす危険がすくないのです。

保険適応があり、乾癬アトピー性皮膚炎尋常性白斑、掌蹠膿疱症などに保険適応があります。光線療法ではUVBによってT cell リンパ球にアポトーシスをおこし、炎症細胞の数を抑制し、炎症を抑えます。

週に1回から2回程度の照射が望ましいです。ご希望の方はご連絡ください。
保険診療でうけられますのでかならず健康保険証を持ってきてください。

ヒロクリニック形成外科・皮膚科で導入している光線療法の医療機器

ナローバンドUVB 部分照射

部分的に当てることができます。

ナローバンドUVB 全身照射

全身照射の可能なナローバンドUVB治療器です。

ナローバンドUVB 半身照射

半身照射する機械もあります。立位のまま照射するために短時間で照射が可能になります。

セラビームUV308

エキシマライト光線療法機器 「セラビームUV308」
医療機器認証番号:220AGBZX00156000.
エキシマライトは、 308±2nmのキセノンエキシマランプという光線を用いますが、従来のナローバンドUVBより、 波長ピークが3nm短いことで、光線作用が急激に上昇し、つまり効果が高くなります。結果、照射時間が従来のUVBより、さらに短くなります。