CTCとは?
CTC(Circulating Tumor Cells)とは、血液中を流れるがん循環細胞のことです。 がんが増殖しはじめると、がん細胞は血管に入り、全身を巡ります。 この血中のがん細胞を「CTC(Circulating Tumor Cells)」と言います。 ここで言う”がん”とは上皮性由来の悪性新生物のことであり、大腸がん、肺がん、乳がん、前立腺がん、膀胱がん、胃がんなどを含みます。がんが明らかに画像で見えるまでの間でがん細胞は徐々に変異し、その一部が血液中に早期から流れてきています。そのがん細胞をがんサーチCTC検査にて検出することによって早期診断が可能になります。
サービス開始まで少々お待ちください。
がん超早期発見検査とは
- がんの超早期発見
- がんの遺伝子分析(抗がん剤の耐性、悪性度の検出目的)
- がんの進行度
- 再発と転移の監視
上記4点を知ることができます。
がんの超早期発見や再発の検知などができるため、一般的な検査では発見が難しい、血液中に流れている小さな循環がん細胞を超早期に発見することができます。
一般的にがん腫瘍は約7年かけて10億個以上の細胞に分裂し、1cm程度の大きさになります。その時点で初めて画像で認識されることが合いますが、超早期発見をすることで治療時間の確保につながります。また、以前がんにかかって緩解した患者さんが、再発したかどうかの検査も行っております。微小な病変を示唆することができるがんサーチCTC検査は有用です。
喉頭がん | 咽頭がん |
食道がん | 肺がん |
胃がん | 大腸がん |
子宮頸がん | 子宮体がん |
卵巣がん | 前立腺がん |
肝がん | 胆嚢がん |
膵臓がん | 腎臓がん |
乳がん | |
がんサーチCTC検査でわかること
がんの超早期発見
通常の画像診断では見つけにくい微小な血中循環がん細胞を検出することができます。これにより、がん細胞が非常に小さい段階で発見でき、早期治療が可能となります。
がんの遺伝子解析
採取したCTCの表面高原マーカーを調べることによって、どの由来の細胞かを推定することができます。
がんの進行度評価
血液中の循環がん細胞CTCの数を測定することで、がんがどの程度進行しているかを評価できます。
検査の流れ
予約
電話で診察の予約をしてください。最寄りのクリニックを紹介します。
診察
(リモートでも可能です)診察代はかかりません。医師が検査の内容を詳しくご説明いたします。
採血
8MLの採血を行います。
検体発送
検体を検査所に発送します。東京衛生検査所でCTC細胞を検出したのちにレポート作成します。
結果報告
二週間程度で結果がメールにて返送されます。患者様が必要であれば、その後の医師の相談が可能です。(別途有料)
※検査前の相談費用は無料です。
がんの再発、新生の可能性があります。医師と相談の上、CT, MRI, PET検査を含めた画像検査を行うことを強くおすすめいたします。
血中循環がん細胞超早期発見検査
料金プラン
がんサーチCTC検査(Basic) | 180,000円(税抜) 198,000円(税込) がん細胞が血中に存在するかを調べます。 |
がんサーチCTC検査(個別腫瘍) | 240,000円(税抜) 264,000円(税込) すでに診断がついている人が対象の検査です。 |
がんサーチCTC検査(Advanced) | 500,000円(税抜) 550,000円(税込) 検出された血中循環がん細胞がどこの由来なのかを調べます。 |
検査結果に対する診察料金 | 30分 4,400円(税込) |
高濃度ビタミンC点滴 50g | 1回 25,000円(税抜) 27,500円(税込) 高濃度ビタミンCはがん細胞を抑制する効果があります。 |
がんサーチCTC検査の早期診断
研究によると、慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の血液中にがん細胞が見つかることがあります。これらのがん細胞は、実際に肺がんが臨床的に診断される1〜4年前に発見されることがあるとされています。このため、循環腫瘍細胞(CTC)のがんサーチCTC検査は、腫瘍の早期診断に役立つ可能性があります。
各検査手法ごとの特徴。がんサーチCTCは早期がんの発見に優れています。
診断手段 | モニタリング項目 | 特徴 |
---|---|---|
がんサーチCTC検査 | CTC | リアルタイムで腫瘍の発展状況を観察でき、1~3週間の間に適時に治療効果をフィードバックすることができる2~6ヶ月前に腫瘍の転移と再発のリスクを警告することができる |
画像診断 | 超音波、X線、CT、 PET-CTなど | 腫瘍は一定の体積に達して初めて検出されるが、遅延性があり輻射などの原因でリアルタイムなモニタリングの手段にはならない |
血液検査 | 腫瘍マーカー | 間接的に腫瘍の状態を反映し、直接腫瘍の進展情報を提供することができず、特異性が不足である |
病理学検査 | 組織生検切片 免疫組織化学など | 穿刺生検または手術後に腫瘍組織を得ることが必要となるため、採取が困難で、リアルタイムなモニター手段とすることはできない |
マイクロ流路機器法
Cell RevealはCTC(循環腫瘍細胞)を検出するための、血液中のがん細胞を効果的に分離・検出する機器です。まず、患者から採取した血液を微細な流路を持つデバイスに導入し、がん細胞の特性(表面マーカーなど)を利用して他の血液成分から分離します。この方法は高感度で特異的にがん細胞を検出でき、早期診断やモニタリングに有用です。CytoAurora社と共同でがんサーチCTC検査を日本でおこなっています。