PROFHILO
（プロファイロ）について

次世代型ハイブリッドヒアルロン酸と称されるPROFHILO（プロファイロ）。この画期的な治療は、わずかな箇所への注入のみで、深く広く拡散し、顔全体のたるみの大元から作用し、土台の崩れと皮膚の質感の衰えとを両方再構築してゆくという、全く新しいコンセプトを持っています。建物に例えるなら、壁を塗り直すだけでなく、土台や柱などの傷んだ部分にも丁寧に耐震工事を施し、壁や壁紙も綺麗に修復して当分長持ちする建物に大規模リフォームするような治療と言えます。と言うと、かなり大掛かりな治療を想像してしまうかもしれませんが、少ない箇所の注入のみで、肌本来の力を活性化し、極めてナチュラルにこの大規模リフォームがおこなえるというところがプロファイロの最大の魅力と言えます。

たるみはどうして起きるのでしょうか？

たるみの原因は一つではなく、いくつかの要素が挙げられます。

①骨が痩せてくる→顔の土台として筋肉や脂肪、皮膚を支えていた骨が痩せてくると、脂肪や皮膚を十分に支えることができなくなります。また、骨が減った分皮膚は余ってしまい、また皮膚自体も弾力を失うことで垂れ下がり、たるみやシワの原因となります。
例）こめかみのこけ感、頬のこけ感、目の下の膨らみや影、フェイスラインのシャープさが失われるなど。

②骨の上の脂肪が痩せ、かつ余分な脂肪が下がってくる→頬上部の高さなどは失われ、あるべきところから落ちてきた脂肪が下に溜まる。ゴルゴライン、ブルドッグラインなど。

③筋肉、結合組織などが緩んで伸びてくる→支えが悪くなり全体的な下がり感が出る。

④皮下組織の構造がもろくなり、はりや弾力を失い、余った皮膚が下がってくる→法令線、フェイスラインのもたつきなど。

このように、年齢を重ねたお肌は、土台も崩れてくるし、上に乗っている皮膚もたるんでくるし、と、どこか一つだけ良くしただけではなかなか進みゆく老化に追いつかない状態となってきます。

プロファイロの効果

プロファイロは、高分子と低分子のヒアルロン酸を特殊な熱処理で結合させたもので、架橋剤（ヒアルロン酸同士をつなぎ止め分解されにくくする成分）などの化学物質を使用せずアレルギーの心配なども少ない、画期的な高濃度ヒアルロン酸製剤です。2015年にイタリアで販売が開始されてから、瞬く間に人気が広がり、現在80か国以上で使用実績があります。これまでに50万症例以上が報告されている他、医学会での受賞実績もあり、効果や安全性が世界的に認められているヒアルロン酸です。

どんなところが人気で画期的なのでしょうか？

①ほんの数点に注入することで、周囲のお肌全体に速やかに広く深く拡散します。
プロファイロは注入後数分で深く広く拡散します。従来の、ピンポイントに注入して「しわや窪みを埋める」使い方に比べると、滑らかで自然な仕上がりが得られます。治療直後のもこもこ感や触ったときの硬さなどもほとんどありません。注入物や糸による物理的なリフトアップは即効性の効果が魅力ですが、「全体に自然なリフトアップ感が欲しい」「周りの人にバレずに治療したい」、「肌全体の若返り感が欲しい」と望まれる方にはこちらがおすすめです。もちろん従来のヒアルロン酸や糸治療によるリフトアップ、HIFUやサーマクールなどの別の引き締め治療との併用でさらに良い効果を導くことも可能です。

②皮膚深層の傷んだ土台からリモデリング
従来のヒアルロン酸注入は、シワやくぼみを平らにしたり、鼻や顎などに高さやボリュームを追加するために使用されていました。これに対しプロファイロは、注入した数点の箇所から広く深く拡散し、肌細胞やそれを支える組織、さらにはお肌深部の構造である脂肪組織にまで働きかけます。痩せて劣化した脂肪組織までを土台から立て直し、支えとなるエラスチンやコラーゲンの産生を促進し、肌本来の力を助けて肌組織を深部から立体的に再構築してゆきます。注入直後も美肌感やリフトアップ効果を実感できますが、その後一か月程肌組織の活性化によるリモデリングが続くため、ハリ・ツヤの改善や、リフトアップが治療後も徐々に進みます。

1ヶ月おきに2回の注入がワンクール。注入部位はお顔なら片側5か所のみ

プロファイロ治療は、短時間の治療で通院回数が少ないのも魅力です。お肌の大改造、というと、これまでは回数をかけて継続する治療やダウンタイムを伴うものも多くありましたが、プロファイロなら、お忙しくて通院時間が取りにくい方やダウンタイムを避けたい方にも負担になりにくくお勧めです。例えばお顔なら片側５箇所、首なら全体で10箇所のみの注入ですみ、10−15分程度で終了します。
初めて治療をされる際は、1回注入後の約1ヶ月後にメンテナンスのための再注入を行います。その後はお肌のご様子を見ながら半年から1年に一度のメンテナンス治療をお勧めします。
お顔はもちろん、これまでのヒアルロン酸では治療しづらかった、首、手の甲、二の腕、傷跡など色々な部位への注入が可能です。

プロファイロ治療の流れ

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  カウンセリング

  さまざまな治療の中から、お一人お一人の症状やご希望に合わせた治療をご相談します。

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  マーキング

  適切な注入点を決めるためのマーキングをします。

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  冷却

  お痛みは軽く、特別麻酔の必要はありません。治療前に冷却することで痛みや内出血をより抑えることができます。

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  注入

  お顔であれば片側５ポイントずつ計10ポイントに注入します。治療時間は10分ほどです。

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  スキンアップ

  治療後はお日焼け止めの塗り直しやメイクのお直しをすぐにしていただけます。当日の洗顔や入浴も可能です。

ダウンタイム

すぐに拡散してゆくため、注入後の膨らみの消失も通常のヒアルロン酸や水光注射と比べかなり早いのが特長です。個人差はありますが、お顔ですと、多くの方で数時間後にはかなり目立たなくなります。（注入後の膨らみは、顔と比べると首や手の甲の方がやや出やすく、消失にも２−3日程度の時間がかかる場合があります。）また内出血が生じた際はメイクで隠していただくこともでき、1～2週間ほどで改善します。いずれも軽く、経過とともに改善していきますが、ご心配な症状がある場合は当院までご相談ください。

監修医　岡浩子医師