薄毛や脱毛に悩む方は多く、その原因や治療方法も多岐にわたります。特に男性に多く見られる男性型脱毛症(AGA)は、遺伝やホルモンの影響を受けるため、早期の対応が重要です。しかし、脱毛症はAGAだけではなく、円形脱毛症やびまん性脱毛症など、様々な種類があります。それぞれの脱毛症には異なる原因や症状があり、それに応じた適切な治療が求められます。
AGA以外の疾患について
AGA治療を始める前に、他の脱毛原因を排除することが重要です。AGAと混同されやすい他の脱毛疾患は以下の通りです。
1. 円形脱毛症
特徴: 突然発症する局所的な脱毛。
見分けるポイント: 脱毛部分が円形または楕円形。
2. 休止期脱毛症
特徴: 一時的な脱毛で、通常はストレスや病気後に発生。
見分けるポイント: 脱毛が均等に広がる。
3. 瘢痕性脱毛症
特徴: 炎症や感染症により、頭皮が瘢痕を形成し、毛根が永久に破壊される。
見分けるポイント: 硬化や変色が見られる。
4. 薬剤性脱毛症
特徴: 一部の薬剤(抗がん剤、抗うつ薬など)による副作用で脱毛が発生。
見分けるポイント: 薬の使用歴と脱毛の関連。
5. 全身性エリテマトーデス(SLE)
特徴: 自己免疫疾患で、全身症状と共に脱毛が見られる。
見分けるポイント: 他の全身症状(関節痛、発疹など)との関連。
6. 甲状腺機能異常
特徴: 甲状腺機能低下症や甲状腺機能亢進症に伴う脱毛。
見分けるポイント: 甲状腺機能検査による診断。
7. 栄養欠乏
特徴: 鉄、亜鉛、ビタミンDなどの不足により脱毛が発生。
見分けるポイント: 血液検査による栄養状態の確認。
8. 真菌感染症
特徴: 頭皮のリングワーム(白癬)などによる脱毛。
見分けるポイント: 真菌培養検査や顕微鏡検査による診断。
男性型脱毛症・AGAとは
男性型脱毛症(AGA)は、成人男性に多く見られる脱毛症です。特徴は前額部や頭頂部の髪の毛が抜けたり後退することで、脱毛部分の髪はうぶ毛(軟毛)になり、最終的には消失します。通常のヘアサイクルは成長期、退行期、休止期の3つの段階がありますが、AGAではこのサイクルが乱れ、太く長い毛が育たずうぶ毛のまま抜け落ちてしまいます。以前は30代に多かった発症が、最近では10代でも増えています。AGAは初期には進行がゆるやかですが、その後急速に進行し、毛根が衰えると元に戻るのが難しくなるため、早めの対策が重要です。
AGAの治療の重要性
これらの疾患ではない場合、AGA(男性型脱毛症)の可能性があります。AGAは適切な治療を早期に開始することが重要です。治療を始めることで進行を遅らせ、毛根を保護し、脱毛の進行を防ぎます。これにより、精神的な健康が保たれ、自信を維持することができます。また、早期治療により、より効果的な治療法を選択でき、治療費も抑えられる可能性があります。専門医の診断を受けて適切な治療法を選ぶことが大切です。
ヒロクリニックについて
ヒロクリニックではAGAの専門治療を行っています。患者様一人一人に合わせた治療プランを提供し、効果的に脱毛を改善します。
ヒロクリニックでは、「皮膚科・形成外科」「美容皮膚科・美容外科」「内科・健康診断」「心療内科」「NIPT(新型出生前診断)」などの各種医療形態を院内に備えており、AGAのみならず、ご来院いただいた皆様のお悩みに対して即座にご対応させていただきます。
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